LRD News _vol.7
~基礎代謝と筋肉の関係~
前回に引き続き、基礎代謝を上げる方法についてのお話です。
エネルギーをより多く消費するには、筋肉量を増やすことが必要となります。
筋肉の中でも身体をゆっくり動かす時に使われる「赤筋」は、体内の脂肪を燃焼させエネルギーとして使用します。
また、良質な筋肉を作るには、睡眠をしっかり取ることも重要です。
基礎代謝を決めるのは筋肉量
同じ身長・体重でも、筋肉量が多く体脂肪が少ない人のほうが基礎代謝が高く、消費エネルギー量も高くなりますが、筋肉は成長ホルモンやたんぱく質合成力の低下に伴い、30代をピークに徐々に落ちていくため、何もしなければ基礎代謝も歳とともに低下します。
加齢に伴い落ちていく基礎代謝を、そのまま放置するか、維持するために何らかのトレーニングを開始し継続していくかは、あなた次第です。
効果的に筋肉を鍛えよう!
筋肉は「赤筋」と「白筋」が混在していて、それぞれ特性は異なりますが、結局は筋肉を鍛えて量を増やすことが大切です。
【赤筋】… 遅筋とも呼ばれ、運動をする際、酸素を使用しながら収縮する筋肉で、運動の際、体内の糖だけでなく、脂肪を燃焼させ、エネルギーとして使用します。有酸素運動である水泳やジョギングといった持久力が必要な運動に向いています。
【白筋】… 速筋とも呼ばれ、運動をする際、酸素の使用量が少ない筋肉で、体内の糖をエネルギーとして使用します。無酸素運動であるダッシュやジャンプといった瞬発力が必要な運動に向いています。
質の良い睡眠で筋肉を増やそう
睡眠時は、栄養の吸収を促す副交感神経の働きが優位になり、たんぱく質の合成を促す成長ホルモンの分泌が活発になるため、筋肉や骨づくりも活発に行われます。
よい睡眠を確保することで質のよい筋肉が増え、脂肪燃焼もスムーズになり、基礎代謝も高くなります。
睡眠時間を確保することは、健康な身体を作り、維持するうえで、とても重要なことなのです。