LRD News _vol.6
~基礎代謝を上げる方法~
エネルギーを燃やす脂肪細胞を褐色脂肪細胞といい、首や肩甲骨付近に密集して存在します。
体が寒さを感じるとエネルギーを蓄える白色脂肪細胞から燃料を受け取り、その燃料を燃やして全身に温かい血液を送り、体温を上げます。
褐色脂肪細胞を活性化することは、体温だけでなく基礎代謝を上げることにもつながります。
体温維持をするために
人間は、寒さを感じると体温を上げ、一定に保つ恒温動物です。
これも多くのエネルギーを消費する基礎代謝のひとつです。
基礎代謝が正常であれば、体温は36度台に保たれますが、体温が1度低くなると1日約140キロカロリー消費できなくなります。
脂肪に換算すると20グラムとなり、1ヶ月で約0.6キロ太る計算になります。
さらに体温が下がると、内臓の働きが弱くなったり、肌の新陳代謝が衰えたりとエネルギー消費量の減少、そして基礎代謝の低下へとつながります。
基礎代謝を上げる褐色脂肪細胞の活発化トレーニング
エネルギーを燃やす褐色脂肪細胞を活性化させるポイントは、直接、刺激を与えることです。
褐色脂肪細胞が密集している首の後ろに、30秒ずつ5回、40℃のお湯と20℃の水を交互にかけると褐色脂肪細胞は活性化しますが冷たい水を浴びるのは、かなり抵抗があるもの。
冷たい水を浴びなくても気軽に活性化させるための方法をご紹介します。
身体には寒さを感じる冷点というセンサーがあり、冷点を刺激すると褐色脂肪細胞が働きます。
全身の中で冷点が最も多いのは唇ですが、唇は頻繁に冷たいものに触れるので、その度に褐色脂肪細胞が働くわけではありません。
次に冷点が多いのは手で、手は脳の感覚野の領域が広いため、手の冷点を刺激すると、脳が「体が寒い状況にある」と誤解し、体温を上げるために褐色脂肪細胞を活性化させるのです。
【褐色脂肪細胞活発化トレーニング】
- 水を入れて凍らせたペットボトルを握ります。
- 平泳ぎをするように腕を回しながら、首を前後に動かします。
- 15秒続けたら、次はお湯で手を温めます。これを5回繰り返します。
- 無理せず試してみてください。
身体に違和感を感じた場合はすぐに中止してください。