トスラブ箱根のいま
箱根を染める新緑
新緑がいっぱいに広がりを見せる5月の箱根旧街道、清涼感に包まれた美しい風景です。江戸時代は東海道の難所として知られ、足場の悪い道を歩きやすくするため、幕府によって石畳が整備されました。旧街道を歩くと、今もなおところどころに残っており、当時の雰囲気を感じることができます。現在はハイキングコースとして、子供からお年寄りまで多くの人々に楽しまれております。
澄んだ空気を吸いながら、当時の旅人気分を味わってみてください。
旧街道を楽しむ
箱根旧街道 湯本~箱根コース(石畳ルート)
箱根旧街道は通称「箱根八里」と呼ばれていました。ハイキングコースは少し長めで、箱根湯本から箱根関所までのコースです。距離は約11.6kmで所要時間は約4時間25分、子供からお年寄りまで多くの人々に楽しまれております。江戸時代に箱根馬子唄にも唄われた箱根旧街道を歩き、石畳・畑宿の寄木細工・箱根旧街道休憩所等で往時をしのぶ事が出来ます。
出発地点は箱根湯本駅のすぐそば「三枚橋」バス停からになります。ハイキングコースに沿って箱根登山バスが走っています。観光スポットごとにバス停があるので、自分の体力に合わせ出発地点を設定できるのも魅力のひとつです。
バス | 小田原駅から箱根方面行き約15分「三枚橋」バス停下車 |
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電車 | 箱根湯本駅から三枚橋へ 徒歩7分 |
箱根旧街道(石畳ルート)
箱根湯本駅 → 三枚橋 → 正眼寺 → 箱根観音 → 鎖雲寺 → バス停畑宿 → 箱根旧街道休憩所 → 箱根旧街道石畳 → 元箱根 → 箱根関所跡
Tel. 0460-85-5700 箱根町総合観光案内所
絶景を楽しむハイキング 金時山
金太郎伝説が残る金時山(1,212m)への登山口は複数ありますが、今回は公時神社入口からのハイキングコースをご紹介します。公時神社境内から金時山への登山道があり、山頂までは約90分。途中には公時神社奥の院や、金太郎が使ったというマサカリを奉納した祠 [ほこら]、金太郎が暮らしていたという宿石 [やどりいし] があります。山頂からは噴煙上がる大涌谷・芦ノ湖・箱根山外輪山・駿河湾・富士山の絶景が望めます。
宿石
金時山の山腹に点在する巨岩には、金太郎にちなんだ名称がついています。中でも宿石と呼ばれるこの岩には、金太郎が育ての親の山姥と一緒に過ごしたという伝説が残っています。写真で見ると割れた大きな岩ですが、これは昭和6年(1931)に轟音を響かせ突如二つに割れたと言われています。
バス | 箱根湯本駅から湖尻・桃源台行き約28分「仙石」バス停下車。金時神社入口へは仙石原交差点を直進して徒歩15分。 |
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車 | 小田原厚木道路、箱根口IC経由 国道1号15km |
Tel. 0460-85-5700 箱根町総合観光案内所
はこね金太郎ライン
足柄市矢倉沢から箱根町仙石原までの約10.9kmを結ぶ道路です。箱根観光の新ルートとなりますが、環境を守るために林道の拡幅を小規模にとどめた為、乗用車同士がすれ違う際に注意が必要です。標高約850mには金時見晴 [みはらし] パーキング」があり、晴れていれば美しい山々の景色を堪能できます。駐車場の奥には登山道があり、金時山山頂まで約60分。
駐車場 |
金時見晴パーキング 35台(無料) |
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宮ノ下ノスタルジック散策路
江戸時代から箱根七湯の一つとして知られた宮ノ下温泉。幕末以降は多くの外国人が逗留し、湯治場からリゾートへと異国情緒あふれる街並みに姿を変えていきました。その中心的存在の富士屋ホテルは現在でも当時の重厚な雰囲気をそのまま残しており、箱根のシンボルの一つになっています。
セピア通り
国道1号線沿いには、焼きたてのパンで人気の「ピコット」やビーフシチューパンで知られる「渡邊ベーカリー」をはじめ、陶磁器・浮世絵・アンティークジュエリーなどが目を引く骨董店が軒を連ね、看板に英語が使用されていたりと温泉地のイメージとはひと味違った街並みです。
バス | 箱根湯本駅から箱根方面行き「宮ノ下」バス停下車 |
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電車 | 箱根登山電車「宮ノ下」駅下車 |
Tel. 0460-82-1311 宮ノ下観光案内所
嶋写真館
明治11年(1878)、富士屋ホテルと同時期に創業。宮ノ下を訪れたヘレン・ケラーやジョン・レノン一家といった、国内外の著名人を撮り続けてきた写真館です。ショーウィンドウには古い写真が飾られているので必見です。
チャップリンの散歩道
チャールズ・チャップリンが富士屋ホテル滞在中に散歩を楽しんでいたという道。ホテル裏側から駅の近くまで続いています。一部、未舗装の箇所もあります。
チェンバレンの遊歩道
宮ノ下から堂ヶ島に下る道は、日本人以上に日本の文化を愛したチェンバレンを偲んで「チェンバレンの散歩道」と呼ばれています。宮ノ下から早川沿いに木賀温泉へつづく遊歩道です。
小田急 山のホテル「つつじ・しゃくなげフェア2024」
後世に残すべき植物遺産と認定を受けた、30の古品種を含む84種類・約3,000株のツツジと、42種類・約300株のシャクナゲが順々に咲き誇ります。壮大な富士山や芦ノ湖をバックに、広大な庭園をお楽しみください。
開催期間 | 4月下旬~5月下旬 9:00〜16:30(最終入場)
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入園料 |
1,000円
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Tel. 0460-83-6321 小田急 山のホテル
ホテル花月園
大型連休が終わる頃、広い緑の芝生の空間を囲むように色鮮やかなツツジが咲き誇る庭園です。2024年のつつじ祭りにつきましては、今後の状況によります。
- つつじ祭り期間中も無料開放となっております。
開花時期 | 5月上旬〜下旬 |
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入園料 | 無料 |
Tel. 0460-84-8621 ホテル花月園
箱根小涌園 蓬莱園
無料で開放された約16,000㎡の庭園に、40種類約30,000株のツツジやサツキの花が咲き誇ります。春のツツジと秋の紅葉の美しさは有名です。
開花時期 | 5月上旬~下旬 |
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入園料 | 無料 |
Tel. 0465-43-8541 箱根小涌園 蓬莱園
強羅公園
箱根登山電車の終着駅強羅に、大正3年に開園された日本初のフランス式整型庭園です。噴水のほとりの15種類約1,000株のツツジと、同時期に見頃を迎えるシャクナゲをお楽しみください。開放的な園内には様々な花が植えられ、花の名所でもあります。
開花時期 | 4月下旬~5月上旬 |
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入園料 | 650円
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Tel. 0460-82-2825 強羅公園
小田原市の情報
小田原市観光協会さんが運用する公式ホームページです。最新ニュースや小田原の魅力など、旬な情報が発信されています。
第60回小田原北條五代祭り
小田原北條五代祭りは、約100年にわたり小田原を居城に関東を治めた北条五代歴代城主をしのぶ、小田原市最大の観光イベントです。武者行列と市内学校の吹奏楽部や陸上自衛隊の音楽隊、神輿など、総勢1,700名が勇壮に市中を練り歩く様は圧巻です。
開催日 | 5月3日(金・祝) | |
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会場 | 小田原城址公園とその周辺および小田原三の丸ホール | |
概要 | 出陣式 | |
11:10~ | 開会セレモニー | |
11:28~ | スペシャルゲストトーク | |
11:50~12:20 | 陣触(早馬、ホラ貝、鉄砲等の演出) | |
13:50~14:05 | 小田原北條太鼓の会 | |
武者行列(パレード) | ||
12:20~14:10頃 | ||
城址公園・街角でのスペシャルパフォーマンス | ||
11:30~ | 城址公園・パレードコース周辺 |
Tel. 0465-20-4192 小田原市観光協会
小田原城天守閣
小田原城は北条氏の居城として知られています。天正18年(1590)の豊臣秀吉の小田原征伐の舞台となりました。現在は小田原城址公園として整備されており、日本さくら名所100選にも選定されています。天守は昭和35年(1960)に外観復元されたものです。そのほか常盤木門や銅門・馬出門などが復元されています。土塁の城が多い関東地方において、主要部のすべてに石垣を用いた総石垣造りの城としても有名です。2016年5月、平成の大改修を行い、天守閣内の展示も"より分かりやすく、親しみやすく”なるとともに、武家の守護神、本尊・摩利支天像 [ほんぞん・まりしてんぞう] 展示空間の再現など、天守閣の魅力がパワーアップされました。
小田原邸園めぐり
小田原には、明治の半ばから多くの政財界人や文人が邸園(邸宅と庭園)をかまえました。海や山に囲まれた素晴らしい眺望、温暖な気候で多くの人を魅了した小田原。歴史に名を刻む邸主たちに思いを馳せつつ、小田原の魅力を感じてください。
松永記念館
電力王の異名を持ち、近代数寄茶人としても知られた松永安左ヱ門が設立した施設で、現在は小田原市郷土文化館の分館として一般に公開しています。敷地内には美術品の展示施設である松永記念館本館・別館と、松永安左ヱ門晩年の居宅であった老欅荘 [ろうきょそう] (国登録有形文化財)、茶人野崎幻庵の茶室葉雨庵 [よううあん] (国登録有形文化財)、茶室付属棟烏薬亭 [うやくてい] などの施設があります。また、池を中心とした庭園は日本の歴史公園100選にも選ばれており、四季折々の景色が楽しめます。
開館時間 |
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休館日 | 年末年始(12月28日~1月3日) |
入館料 |
無料(※)/ 茶室(有料)
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電車 | 箱根登山鉄道「箱根板橋」駅下車、徒歩10分 |
バス | 小田原駅より箱根方面行き「上板橋」バス停下車、徒歩6分 |
駐車場 | 23台(無料) |
Tel. 0465-22-3635 松永記念館
皆春荘
明治の元勲・山縣有朋の別邸。約110年前に建築された歴史的建造物と、山縣が作庭を指揮したとされる庭園。自然を重視したものとなっています。
開館時間 | 10:00~16:00 |
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公開日 |
日曜日
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入館料 | 無料 |
住所 | 小田原市板橋852 |
バス | 小田原駅より箱根方面行き「箱根板橋駅」バス停下車、徒歩10分 |
電車 | 箱根登山鉄道「箱根板橋」駅下車、徒歩10分 |
旧松本剛吉別邸
山縣有朋と親交の深かった政治家・松本剛吉 [ごうきち] ゆかりの別邸。約100年前に建築された歴史的建造物(主屋と茶室「雨香亭」)と庭園。広大な庭園内には水景が配置され、古稀庵や皆春荘に通じる特徴があるとされています。
開館時間 |
10:00~16:00
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公開日 |
日曜日
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入館料 | 無料 |
バス | 小田原駅より箱根方面行き「箱根口」バス停下車、徒歩4分 |
Tel. 0465-20-5693 旧松本剛吉別邸
小田原文学館
この洋風建物は三階建の本館と木造平屋建の管理棟より成り、屋根はスペインから輸入した瓦を用いた、スパニッシュ瓦葺きです。
本館一階の談話室と、二階洋室の南面に張り出したサンルームおよび三階のべランダは、昭和初期のモダニズム建築の特徴をよく示しています。また、北面中央部に設けた階段はゆったりした勾配の造りで、笠石に大理石を用いた手摺の意匠は繊細で優れています。平成6年には、小田原の出身およびゆかりの文学者にまつわるさまざまな資料を展示する、小田原文学館に改装されました。
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
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休館日 |
月曜日
年末年始(12月28日~1月3日) |
観覧料 | 大人250円 小・中学生100円
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バス | 小田原駅より箱根方面行き「箱根口」バス停下車、徒歩5分 |
駐車場 | 7台(無料) |
Tel. 0465-22-9881 小田原文学館
ぐるりん小田原
小田原駅東口駐車場で自転車を借りて、気軽にちょっと遠くまで足を伸ばしてみませんか。お城周辺にある旧松本剛吉別邸や文学館はもちろん、西海子小路・小田原漁港・かまぼこ通り・海へと続くトンネルなど、さわやかな風を感じながら散策できます。
貸出場所 | 利用時間 |
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小田原駅東口駐車場内(市民交流センター) | 9:00~16:30(最終貸出は15:30まで) |
早川臨時観光案内所
| 9:30~15:30(最終貸出は15:00まで) |
小田原市観光交流センター | 9:30~16:30(最終貸出は15:30まで) |
利用料金 | |
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Tel. 070-5456-2288 小田原駅東口駐車場内
Tel. 080-6794-3658 早川臨時観光案内所
Tel. 080-6794-2189 小田原市観光交流センター
小田原宿観光回遊バス「うめまる号」
市内の観光スポットを回遊するバスです。年末年始を除く土・日・祝日に通年運行しております。歴史・グルメ・自然の魅力あふれる城下町めぐりをお楽しみください。
運行便数 | 1日10便 |
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販売場所 |
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料金 | 1日フリー乗車券 大人600円・子供300円、距離別運賃設定あり |
運行ルート |
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- 詳しくは、箱根登山バス株式会社(0465-35-1271)までお問い合わせください
小田原フラワーガーデンのバラ
小田原フラワーガーデンは、四季折々の美しい花や植物が1年を通じて楽しめます。トロピカルドーム(大温室)は熱帯・亜熱帯植物、渓流の梅林では約200種の梅、春と秋には約160品種360本の色とりどりの鮮やかなバラが一斉にが咲き誇ります。春バラの満開時にはローズフェスタが開催され、多くの方が訪れる人気スポットです。
開花時期 | 5月中旬~6月上旬 |
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休園日 |
月曜日
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入園料 | 無料 トロピカルドーム: 有料(大人200円、小中学生100円、未就学児無料) |
バス | 小田原駅東口2番乗り場から伊豆箱根バス「フラワーガーデン」行き約30分、「フラワーガーデン」バス停下車すぐ |
電車 | 伊豆箱根鉄道大雄山線「飯田岡」駅下車、徒歩20分 |
駐車場 | 140台(無料) |
Tel. 0465-34-2814 小田原フラワーガーデン
最新の観光情報
箱根全山 | Tel: 0460-85-5700(総合観光案内所) |
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小田原市観光協会 | Tel: 0465-20-4192 |