令和2年度健診内容と対象年齢及び利用料金の変更について

特定健診の開始に併せた見直しから10年以上経過し、その間に厚生労働省や日本人間ドック学会において健康診査や各種検査に関するガイドラインが見直されています。加えて、当組合での健診結果の有所見データや受診行動の変容に関するデータなども蓄積し、組合員の方のニーズ等、実績と状況を踏まえ健診内容と利用料の見直しを行いました。

令和2年度健診の種類と検査項目及び受診資格の変更点

  1. 健保指定ドックの受診開始年齢を30歳から35歳に引き上げて胃部X線(バリウム)検査を項目除外
  2. 1日人間ドックで胃部X線(バリウム)検査と胃内視鏡(胃カメラ)検査の選択を可能に
  3. 1日並びに2日人間ドックの検査項目の血清アミラーゼ、RA・RF検査(リウマチ検査)を項目除外、全ての健診種別に総コレステロールを項目追加
  4. 30歳以上の基本健診に腹部超音波検査をオプションで追加可能に
  5. 1日並びに2日人間ドックに50歳以上3年に1回の利用条件で、一部の契約健診機関にて脳MR検査と肺CT検査をオプションで追加可能に(実施可能な健診機関については、令和2年1月中旬公開の「令和2年度健診実施要領」でご確認ください。)

※対象年齢は、健診を受診する年度末年齢です。

 

令和2年度健診種別・受診資格・利用料金

健診種別

 健診種別  健診内容  受診資格 利用料金(税込) 
 基本健診  すべての年齢の被保険者が受診できる基本的な健診です。 ・被保健者
・被扶養者である配偶者
・30歳以上の被扶養者
2,000円
 健保指定ドック  基本健診の項目に眼圧や腹部超音波などの項目を加えた健診です。令和2年度より胃部X線検査を項目から除外します。 ・35歳以上の被保険者
・35歳以上の被扶養者
4,000円
 1日人間ドック
(胃部X線)
 胃部X線検査や血清反応、眼底検査などの項目を加えた健診です。 ・35歳以上の被保険者
・35歳以上の被扶養者
7,000円
 1日人間ドック
(胃内視鏡)
 1日人間ドックの検査項目の胃の検査が胃内視鏡になります。 ・35歳以上の被保険者
・35歳以上の被扶養者
10,000円
 2日人間ドック
(契約健診機関のみ)
 2日間に渡り検査を行います。人間ドックの基本的な検査項目に各健診機関が負荷検査等を加えた健診です。 ・35歳以上の被保険者
・35歳以上の被扶養者
20,000円

※基本健診の利用料金変更に伴い、事業者健診受託料も2,000円へ変更になります。 

オプション検査

 検査項目  受診資格  利用料金(税込)
 子宮頸がん検査と経膣超音波  ・健診受診者  1,000円
 乳腺超音波  ・健診受診者  1,000円
 マンモグラフィ  ・40歳未満の健診受診者  3,000円
 マンモグラフィ  ・40歳以上の健診受診者  1,000円
 脳MR(3年度間に1回/一部の契約健診機関)  ・50歳以上の1日並びに2日人間ドック受診者  9,000円
 肺CT(3年度間に1回/一部の契約健診機関)  ・50歳以上の1日並びに2日人間ドック受診者  5,000円
 大腸内視鏡  ・2日人間ドック受診者  12,000円
 腹部超音波  ・30歳以上の基本健診受診者  2,000円

4年間の経過措置(オプション)

 検査項目  受診資格  利用料金(税込)
 胃部X線  基本健診受診者
・令和2年度 31歳から34歳
・令和3年度 32歳から34歳
・令和4年度 33歳から34歳
・令和5年度 34歳のみ
 2,000円

 ※胃内視鏡を希望する場合は、全額自己負担となります。
  バリウム投与禁忌者(消化管穿孔またはその疑い、消化管急性出血、消化管閉塞または疑い、
  バリウム製剤に過敏症を有する。)の方は胃内視鏡へ変更できます。但し、利用料金の2,000円
  はご負担いただきます。

令和2年度検査項目

 

 健診の種類と検査項目 基本健診 健保指定
ドック
1日人間ドック
(胃部X線)
1日人間ドック
(胃内視鏡)
2日人間ドック 
 問診  既往歴及び業務歴(喫煙歴及び服薬歴を含む)  〇  〇  〇  〇  〇
 自覚症状及び他覚症状の有無  〇  〇  〇  〇  〇
 医師による理学的検査(身体診察)  〇  〇  〇  〇  〇
 測定  身長・体重・BMI・腹囲・血圧  〇  〇  〇  〇  〇
 血液一般  赤血球・血色素量・白血球・ヘマトクリット・血小板  〇  〇  〇  〇  〇
 MCV・MCH・MCHC      〇  〇  〇
 血中脂質  中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール・Non-HDLコレステロール・総コレステロール  〇  〇  〇  〇  〇
 腎機能  尿蛋白・尿糖・尿潜血(半定量)・尿素窒素・血清クレアチニン・尿酸・e-GFR  〇  〇  〇  〇  〇
 肝・胆    AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP・ALP  〇  〇  〇  〇  〇
 総蛋白・LDH・総ビリルビン・アルブミン    〇  〇  〇  〇
 コリンエステラーゼ      〇  〇  〇
 HBs抗原(定性)・HCV抗体      〇  〇  〇
 糖代謝  空腹時血糖または随時血糖・HbA1c  〇  〇  〇  〇  〇
 膵機能  血清アミラーゼ      項目除外 項目除外 項目除外
 血清反応  CRP(定量)      〇  〇  〇
 RA(定量)またはRF(定量)     項目除外 項目除外 項目除外
 感覚器  視力  〇  〇  〇  〇  〇
 眼底  △  △  〇  〇  〇
 眼圧    〇  〇  〇  〇
 聴力  〇  〇  〇  〇  〇
 呼吸器  胸部X線  〇  〇  〇  〇  〇
 肺機能  %肺活量・努力性肺活量・1秒量・1秒率      ◇  ◇  〇
 生理機能  心電図(12誘導)  〇  〇  〇  〇  〇
 消化器  胃部X線(バリウム)検査  ▲ 項目除外  〇    
 胃内視鏡(胃カメラ)検査        〇  〇※
 便潜血反応免疫2回法  〇  〇  〇  〇  〇
 腹部超音波(肝・胆・膵・腎・脾)  ■  〇  〇  〇  〇
 前立腺  PSA(50歳以上の男性のみ)      〇  〇  〇
 その他  負荷試験等          〇

 △:40歳以上は医師の判断で実施
 ■:30歳以上はオプションにて選択可
 ▲ : 31歳~34歳はオプションにて選択可(4年間経過措置)
 ◇ : 契約健診機関では実施、直営健診センターでは医師が必要と判断した場合に実施
※2日人間ドックは受診者希望により胃部X線検査へ変更可とする

Q&A

Q1.今回の健診の種類と項目の見直しの背景を教えてください。

A1
前回の見直しから10年以上経過し、その間に厚労省や人間ドック学会において健康診査や各種検査に関するガイドラインが見直されています。加えて、当組合での健診結果の有所見データや受診行動の変容に関するデータなども蓄積したため、それらを参考に見直しを行いました。

Q2.今回の健診の種類と項目の見直しの目的を教えてください。

A2
厚生労働省の指針や学会等のガイドラインを基に、各種検査の有用性・有効性に基づく内容の健康診査にするためです。

Q3.今回の健診の利用料金の具体的な見直し方針を教えてください。

A3
単に財源の縮小を求めるのではなく、財源の適正かつ有用な投資を実現し、持続可能な事業とすることを目指しています。

Q4.基本健診の利用料金(事業者健診受託料)の引き上げ理由について教えてください。

A4
検査項目や他の健診種別利用料金とのバランスを考慮し、さらに他健保の利用料金も参考に妥当な金額を設定しました。

Q5.健保指定ドックの対象年齢の引き上げ理由について教えてください。

A5
健診項目で基本健診との違いは腹部超音波検査と眼圧検査の有無ですが、それぞれの罹患率を考慮した結果、妥当な年齢を設定しました。

Q6.健保指定ドックの対象年齢の引き上げにより、生活習慣病の予防や疾病の早期発見の機会が損なわれることになりませんか。

A6
基本健診受診の30歳以上の方は、オプションで腹部超音波検査(2,000円)を追加する、胃がんリスク検査(無料)を申し込むなど、ご自身に必要な検査を実施することができます。詳しくは、当組合ホームページをご参照ください。

Q7.1日及び2日人間ドックの検査項目から血清アミラーゼを除外した理由を教えてください。

A7
日本人間ドック学会の基本検査項目及び医師の意見を参考に見直しました。血清アミラーゼは膵臓の検査ですが、当組合では腹部超音波で膵臓の状態を見ています。

Q8.1日及び2日人間ドックの検査項目から血清反応RA・RF検査(リウマチ検査)を除外した理由を教えてください。

A8
日本人間ドック学会の基本検査項目及び医師の意見を参考に見直しました。関節リウマチの診断は、実際に自覚症状があるかどうかが重要です。当組合では問診票や診察で自覚症状を伺い、炎症反応の検査(CRP検査)を行っています。

Q9.前回、健保指定ドックで胃部X線検査を受けたところ、毎年受けて経過を見るよう医師の指示がありましたが、年齢制限で受けられなくなりました。どうしたらよいでしょうか。

A9
4年間の経過措置として、基本健診受診者を対象に胃部X線(バリウム)検査をオプション(2,000円)として実施します。対象となる年度と年度末年齢は、令和2年度31~34歳、令和3年度32~34歳、令和4年度33~34歳、令和5年度は34歳のみとなります。

Q10.1日人間ドック(胃内視鏡)の予約をして当日に胃内視鏡をキャンセルした場合、利用料金はいくらになりますか。

A10
医師やスタッフ、機器等の準備をしているため、利用料金は変わらず10,000円です。キャンセルをする場合は、事前にコース変更をお願いします。また、当日体調がすぐれない場合などは、健診の日程変更をお願いします。

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